クリーンルームの仕事に応募する前に一読ください
突然ですが、クリーンルームの仕事と聞いてあなたはどんなイメージを持っているでしょうか?
楽そうなイメージ、しんどそうなイメージ、人によって違いがあるかもしれません。
だつ帽は今、クリーンルーム内の作業員として働いています。過去にも滋賀県のガラス工場でクリーンルーム作業に従事した経験があります。
クリーンルームは特有のしんどさ、キツさがあり、向き不向きがある現場です。
未経験でクリーンルームの案件に興味がある方は、事前に情報を集めて理解しておかないと後悔することになりかねません。
今回はだつ帽の経験を元にクリーンルーム作業のつらさ、しんどさを詳しく解説します。
クリーンルーム求人に応募しようか迷っている方はぜひ最後まで読んで参考にしてください。
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そもそもクリーンルームとは?
クリーンルームについて簡単に解説します
そもそもクリーンルールとはどんな空間なのでしょうか?
わかりやすい説明を見つけたので引用します。
クリーンルームの定義は「空気中に浮遊する微粒子や微生物が限定されたレベル以下の清浄度に管理されており、不純物やゴミを持ち込まないようにするための部屋」です。
引用:https://700700.jp/seizou/work/work01.html
クリーンルームは防塵室とも呼ばれます。ほこりを可能な限り除去するための環境を目指すのがクリーンルームということになります。
クリーンルームはほこりを除去するために、以下の特徴を備えているのが一般的。
・室温が通年一定
・クリーンウェア着用必須
・飲食禁止
・携帯電話の持ち込み禁止
・エアシャワー必須
クリーンルームは入室するのに専用ウェアの着用が求められるなどいくつかの制限が設けられています。
この制限がクリーンルームがしんどいと囁かれる大きな理由のひとつになっています。
【結論】クリーンルームは“ある意味”しんどい
クリーンルームは特有のしんどさ、めんどくささがあります
だつ帽の経験上、しんどいというか“めんどくさい”と感じることが多いのがクリーンルームです。
主な理由は以下の3点。
・クリーンウェアがめんどくさい
・エアシャワーがめんどくさい
・トイレがめんどくさい
それぞれ詳しく解説します。
クリーンウェアがめんどくさい
だつ帽的にクリーンルーム内作業で一番しんどい、めんどくさいと感じるのがクリーンウェアの脱着です。
クリーンルーム内で人体からのほこりや抜け毛などの落下を防ぐためにクリーンウェアを着用することが必須。
作業靴もクリーンウェア専用のもので、靴底もかたく、長時間作業だと足の裏や指が痛みを感じることも少なくありません。
エアシャワーがめんどくさい
クリーンルームに入るには「エアシャワー」と呼ばれる空間で人体についたほこりを吹き飛ばす必要があります。
短時間ですけど無性にめんどくさく感じるんですよね。
めんどくさいとは言っても、数十秒風を吹き付けられるだけですが、エアシャワーの中に入ると「これから働くのか・・・・・」と憂鬱な気持ちになってきます。
トイレがめんどくさい
急にトイレに行きたくなることがありますよね。
先ほども紹介した通り、クリーンルームへ入るにはクリーンウェアを着てエアシャワーを浴びないと基本的に入ることはできません。
急にトイレへ行きたくなっても、クリーンルームから退出して、クリーンウェアを脱いで、シューズを履き替えて初めてトイレへ向かう事になります。
人生、急な便意に襲われることもあります。
一刻を争うこの一大事にクリーンウェアを脱ぐとなるとマジできついです。
作用者の顔が見えない不便さもある
クリーンウェアは頭からつま先まで覆うようなものが一般的です。
口元もマスクで隠れるため、肌の露出は目の周辺くらいしかありません。
入りたての頃は顔が見えないため、誰が誰だかわからないこともよくある話です。
クリーンルーム外で話しかけられても最初のうちは
え?この人誰?
ってなりがち。
クリーンルームはメリットも多い
クリーンルームは快適でもあるのです
クリーンルームはしんどいと感じることも多いですが、メリットも多いです。
クリーンルーム作業の主なメリットは以下の通り。
・年中室温が一定
・重労働は少ない
・自分で洗濯不要
それぞれ解説します。
年中室温が一定
クリーンルーム作業で一番のメリットは室温が一定に保たれていることです。
何度に設定しているかは現場によって様々ですが、基本的に過ごしやすい温度に設定していることが多いです。
一般的な工場は夏は暑くて冬は寒いことも多いですが、クリーンルーム作業は年中同じ気温が保たれていて快適。
熱中症の心配も低く、体の負担は軽めなことが多いのが特徴です。
重労物作業は少ない
クリーンルーム内作業は身体に負担がかかるような作業は多くありません。
電子部品や半導体、リチウムイオン電池の製造など、特にほこりや水などに弱い製品を作るための工場で広く採用されています。
自動車完成工場などに比べ、軽量な部品が多く、重量物作業が少ない傾向にあります。
ただし、一部重いものや身体への負担が大きい作業へ配属されることも。
必ず面接の際に担当者に詳しく確認するのが仕事選びに失敗しないコツです。
自分で洗濯不要
多くの場合、クリーンウェアは自分で洗濯する必要はなく、工場でクリーニングに出してくれます。
自分で作業着を洗濯する手間や費用がかからないため、少しお得感があります。
作業着を家に忘れる心配もないですし、持ち帰る手間も省けるのは嬉しいポイント。
クリーンルームのデメリット
クリーンルームのデメリットもサクッと紹介
クリーンルームのデメリットを解説します。
今回紹介するのは以下の3点
・時給が低め傾向
・変則勤務多め
・飲食NG
解説します。
時給が低め傾向
あくまでも自動車製造ラインを基準とした場合ですが、クリーンルームの現場は比較的時給が低めの場合が多いです。
その分比較的体への負担が少ない作業が多く、室温も年中一定に調整されるため過ごしやすいメリットがあります。
ただ、最近はどこも人手不足のため、時給も上昇傾向にあるので条件がいい求人を探してみるのもアリ。
変則勤務多め
クリーンルームの現場は変則勤務が多いのもデメリットのひとつ。
一般的な土日休みではなく、3勤2休や4勤2休など変則的な勤務体系を取っている場合が多いです。
飲食NG
クリーンルーム内はホコリや水分は天敵。
基本的に飲物も持ち込めません。もちろんガムを噛みながらの作業も不可。
あめ玉もNGなので小腹が空いたからといって作業しながら糖分補給もできません。
息苦しさを感じることもあるでしょう。
クリーンルームの現場も挑戦する価値アリ
クリーンルーム内作業は人によって合う合わないがある
正直、クリーンルームは人によって合う合わないがある現場です。
ただし、力仕事が少なく。女性でも快適に働ける現場も多いメリットも。
クリーンルームはしんどい面もありますが、人によっては快適だと感じることも多いです。
クリーンルームの特性を把握してあなたに合った現場を探してみてください。
本日もご安全に!
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