派遣の寮費無料はあやしい?
派遣ブロガー「だつ帽」です。
“タダより高いものはない”
誰もが耳にしたことがあることわざですよね。
金銭的にはタダでも何かしらの対価を払うことになるという意味のことわざで、戒め、注意の意味で使われます。
冒頭でこんな話をした理由は今日のテーマに関連があるから。
製造派遣の求人を眺めていると一般的な“寮費無料”の文字がデカデカとアピールされているのをよく見かけます。
製造派遣や期間工に詳しい人なら特に違和感も不信感もないですが、初めて応募する方は不安に感じることも多いかもしれません。
「マジで無料なの?」
「色々理由付けて請求されそう」
など不安に感じる方も居ると思います。
だつ帽は製造派遣で長年働いてきた経験を踏まえて寮費無料について徹底解説します。
ぜひ最後までお付き合いください!
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【結論】派遣の寮費無料は怪しくない
全然怪しくありません
結論から申し上げると派遣の寮費無料は全然怪しくありません。
理由としては以下の3点
・“寮費無料”は人集め
・寮費無料でも利益が出る
・“Win-Win”の関係性
それぞれ解説します。
“寮費無料”は人集め
派遣会社からすれば寮費無料は“人集めの材料のひとつ”です。
派遣会社の利益を高めるにはそもそも働く人があるまらないといけません。
寮費無料でひとを集めても利益が出るビジネスモデル。
利益を出すために、寮費無料をアピールしてひとを集めるわけです。
寮費無料でも利益が出る
寮費に関しては経費。
派遣会社はボランティアではありません。
利益を追求する営利企業です。利益が出ないなら寮費無料は行わないません。
費用が発生しても、寮費無料で人を集めた方が利益が出るから行っているわけです。
寮費無料の工場派遣求人へ応募する人と、派遣会社がWin-Winの関係性の施策です。
“Win-Win”の関係性
派遣の寮費無料求人は派遣会社と働く人の利害関係が一致している施策です。
お互いメリットがあるから行っているわけで、全然怪しくなりません。
ただし、水道・光熱費は自己負担のことが大半。
次の項目で派遣寮費無料求人の“水道光熱費”について詳細解説します。
無料の寮はボロいんじゃないかという不安
無料寮は“それなり”の環境でボロい?
無料が不安と感じる人の中には
「ボロくて劣悪な環境なのではないか?」
と不安に感じる方も多いかもしれませんね。
ひと昔前のいわゆる“タコ部屋”を想像して不安になる方も居るようです。
だつ帽の経験上、多少古い物件のこともありましたが、基本的には普通のアパートを借り上げた寮でした。
レオパレスなことも多く、劣悪な環境というわけではありません。
安心してくださいな。
光熱費は実費が多い
派遣求人で光熱費無料はごく少数
寮費無料求人の場合は水道・光熱費は自己負担のことが多いです。
寮費無料の恩恵を受けるので水道光熱費は実費でもお得。
基本的に使った分だけ請求されますが、ごく一部の求人は水道光熱費が定額制の場合もあります。
水道光熱費が定額制の場合もアリ
あまり多くはないですが、水道光熱費が定額制を採用している場合もあります。
月20,000円給与から天引きされる。
仕事に行っていても冷房をガンガンつけて外出したりしていました。
無駄遣いしても一人暮らしで月二万を超えることはそうそうないので割と贅沢に暮らしていました。
休みの日に3回湯船のお湯を張り替えて長風呂したり楽しかったですね。
もし家賃、水道光熱費ともに無料の求人がいいのなら、派遣求人ではなくて直雇用の期間工求人を確認するのがおすすめ。
費用が出る場合アリ
退去の費用が出る場合アリ!
さて、寮費は無料の派遣求人でも費用が発生する場合があります。
代表的な理由としては以下の3点があげられます。
・クリーニング費用
・現状回復費用
・欠勤
・契約期間中に退職
それぞれ詳しく解説します。
クリーニング費用
派遣会社によっては退去の際に“クリーニング費用”を請求される場合があります。
どんなにキレイに住んでいたとしても退去時に必ず惹かれる場合も多い。
数千円から数万円まで会社によって惹かれる金額に多少差があります。
クリーニング費用がゼロ円の良心的な派遣会社もあります。
クリーニング費用のほかに別途現状回復費を請求されることも。
原状回復費用
クリーニング費用とは別に現状回復の費用が惹かれる場合もあります。
わかりやすいのが喫煙。
部屋の中でガンガン煙草を吸いまくって壁や床にたばこの臭いやシミがこびりついていたりすると、退去時に数十万の原状回復費を請求される場合もあります。
これは汚した人の自業自得の結果。
きれいに住んでいたら発生しない費用なので、こまめな掃除を行い部屋でタバコは吸わないなどの工夫が必要です。
欠勤
派遣会社によっては欠勤の数だけ家賃が規定金額引かれる仕組みを採用している場合があります。
例えば一日休んだら一万円家賃が発生する契約など。
派遣会社目線ではずる休み対策になるメリットもあり、経費も抑えることができるのである意味一石二鳥。
休みが加算するほど自己負担額が増えるので、体調不良の時も無理に出勤してしまう原因にもなりがち。
契約期間の途中で辞めると家賃請求されることもアリ
後は契約期間中に退職すると、家賃が満額請求されることもあります。
家賃を満額惹かれるとかなり大きな痛手です。
よほどのことが無い限り、契約満期で円満退社が色んな意味でおすすめです。
寮費無料の対価は“きつめの作業”
きつい作業が多い!
さて、記事冒頭で金銭的にはタダでも必ず対価を払う必要があるという意味のことわざを紹介しました。
寮費無料の派遣寮も同じく対価を支払う必要があります。
それは“工場でのきつい作業”です。
寮費無料にして全国から人を集める必要があるくらい人の入れ替わりが激しく、つらい工程に配属というパターンが多い。
作業負荷が比較的軽い求人の場合は寮費が自己負担のこともあります。
稀に、本当に稀に寮費無料だけど作業が楽な現場に配属されることもあります。
その場合は、マジでラッキーなので可能な限り在籍し続けるのがおすすめ!
派遣寮費無料の注意点!
注意点!それはズバリ税金です
寮費無料の場合“実質無料”の場合が多いです。
例えば寮の家賃が月5万とします。
給与は家賃5万円分上乗せされて支給されます。同時に寮費5万円惹かれるのです。プラマイゼロで実質寮費無料ですが、収入は家賃五万円分上がります。年間60万円。
ここに課税されるので支払う税金も上がります。
収入が上がり、税金も上がる
収入が上がれば税金も上がります。
無料寮と税金の相関は見落としがちなので注意してくださいね。
それでも実質無料で住む場所確保できるのはメリットが大きいです。
寮費無料求人のメリットをおさらいします。
“寮費無料”以外のメリットも多い
安心してください!無料ですよ!
派遣の寮費無料の求人は寮費以外にもメリットがあります。
主なメリットは以下の3点
・初期費用なし
・面倒な手続きなし
・退去もラクラク
解説します。
初期費用なし
メリットのひとつは“初期費用”が要らないこと。
敷金、礼金はもちろん不要。
家寮に電がついている場合や、レンタル可能なことも多く、鞄ひとつで赴任してすぐに生活できる環境が整っている場合がほとんどで、引っ越し費用も掛かりません。
入居の初期費用がほぼ発生しないのは大きな強みのひとつです。
面倒な手続きなし
賃貸契約を個人的に結ぶわけでありません。
派遣会社と不動産会社間で契約済みの物件に入居するだけ。
めんどうな手続きはなく入居できるのも大きなメリット。
タイミングによっては求人に申し込んで最短翌日赴任できるスピード感のある会社もあります。
退去もラクラク
入居も楽ですが、退去もラクラク。
寮の備品の破損や壁紙など部屋を汚したりしていなければ、マジでスムーズに退去可能。
特に手続きも必要なく、派遣会社の担当に汚破損が無いことの確認のため立ち会ってもらってそのまま退職と共に退寮な感じ。
マジで10分もかからず退去可能。最高です。
派遣会社からの信用があれば、退去日に施錠して、ドアポストに入れておけOK!と言われることもあります。
繰り返しにはなりますが、個人での賃貸契約が無いのでマジで簡単に退去できます。
スムーズに退去するためにも部屋の中は清潔にすることがおすすめ!
生活コストを抑えたいなら“期間工”の選択肢もアリ
期間工の選択肢も忘れないでくださいな
少しでも生活コストを下げたいなら“期間工”という選択肢もあります。
工場派遣求人とは違い、寮費も水道光熱費も無料の求人が多いです。
ただし、集合寮のパターンも多く、会社や寮によっては相部屋の可能性も。
だつ帽は集合寮は絶対に嫌なので、多少費用が掛かっても派遣の道を選びます。
【全然怪しくない】派遣寮は安心して赴任OK!
安心して赴任してください!
今回は派遣の寮費無料求人のからくりについて解説しました。
だつ帽は今までに沢山派遣会社の寮で生活してきましたが、寮費無料のメリットはマジで大きいです。
シンプルに金銭的にもメリットが大きいですが、入居・退去の気軽さも地味にメリットがデカい。
基本的に寮費無料の求人は会社側にもメリットがあるので怪しまないでも大丈夫!
安心して赴任してください!
本日もご安全に!
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