工場勤務はきついです!間違いない!
だつ帽です。
僕は西へ東へ、過去十年くらいの間に何か所も工場を渡り歩いています。
突然ですが、あなたは工場で働いたことがありますか?
もしかしたら、今から働こうと考えている方もいらっしゃるかもしれません。期間工や工場派遣は2000円に迫るような求人もあり、お金が欲しくて応募しようか迷っている方も多いでしょう。
よく「工場勤務はきつい」との声をよく耳にしますが、あなたは工場で働くことについてどんなイメージを持っていますか?
「きつい」「汚い」「底辺職」「危険」などなど。工場勤務のイメージはこんな感じでしょうか?
正直言って工場勤務と聞いたらネガティブなイメージを持っている方の方が多いのではないでしょうか?特に期間工や工場派遣など非正規雇用で働いていると“底辺”として見られることも多いです。
とてもネガティブなイメージで語られることも多い工場勤務ですが、実際はどうなのでしょうか?
本当にきついのでしょうか?
だつ帽は「工場勤務はきつい」と結論づけています。
工場勤務……マジできついしつらい。
今回はガラス製造工場、自動車車体工場、自動車組付け工場、自動車部品工場、パン工場など様々な工場で勤務してきた「だつ帽」が工場勤務のキツさ、つらさについて詳しく解説します。
工場勤務がきついと感じる理由、工場勤務に向いている人、向いていない人、きついと感じない為の対策などを期間工&工場派遣歴通算5年以上のだつ帽の実体験を元に、詳しく解説します。
今から期間工や工場派遣で働こうか迷っている方はもちろんですが、現在「きついな」と感じながらも工場の生産ラインで必死で頑張っている方にも参考になる内容を意識しました。ぜひ最後まで読んできつい工場勤務を乗り越えるための参考にしてください!
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“工場勤務”といっても働き方は様々
研究職とライン作業は全く別物!
ひとくにち工場勤務といっても働き方は様々です。
“何を作る工場”なのかでも変わってきますし、どの部署に配属されるかでも違います。
大きな工場なら生産管理や設計、営業、事務、人事など現場以外にもありとあらゆる立場の方が働いていますし、自動車の生産ラインとパンやお菓子の生産ラインでは作業内容や環境は全く違いますよね。
職場の環境が変わればきついと感じる部分もおのずと変わります。
何を作っている工場で、どんな工程を担当するのかで心身の作業負荷が大きく変わります。
今回の記事はこの前提を踏まえて説明します。
製品の数だけ工場があるわけですが、どの工場も基本的にきつい、しんどいと思います。
そして配属や担当する工程でもキツさは変わります。
配属や担当工程でもキツさは変わる
工場勤務の大変さ、キツさは配属や担当の工程でも大きく変わってきます。
期間工や工場派遣で工場勤務になった場合、基本的に配属先や担当工程は入社してからしかわかりません。配属されて実際に作業してみてきつい工程なのか楽な工程なのかがわかります。
こればかりは運です。
ある程度の適性や経験を踏まえ、人手が足りない所へ配属されるのが普通です。
きつい工程はもちろん“ハズレ工程”と呼ばれて嫌われています。運悪くハズレ工程の担当になったら最悪ですね。反対に作業も簡単で精神的、肉体的に楽な工程は“当たり工程”と呼ばれています。
期間工の体験談を読むと。
「○○のメーカーは仕事がきつい」 「▲▲は人間関係がいい」 「□□の工場は作業が楽」
などの口コミがありますが、
あのメーカーだから楽だとかこの工場だからきついとは一概に言えない部分もあります。
全体の傾向としての評価はあると思いますが、すべては運で決まります。
当たり工程に配属されたらラッキーですが、基本的にはきつい工程の方が多いです。
何を作っている工場でも基本的にきついと考えた方が無難です。
基本的に工場勤務はキツイ
もっと楽して稼ぎたい!
正直、工場勤務はきつい!
いくつもの工場を渡り歩いたわたくしだつ帽はそう考えます。
何を作っている工場かできついと感じる部分は全く違いますが、楽な工場はないと思った方がいいでしょう。次の項目でなぜ工場勤務はきついと感じるかを徹底的に掘り下げて解説します。
工場勤務のキツさは大まかに以下のように分類できます。
・身体的なキツさ
・精神的なキツさ
・その他のキツさ
この分類をさらに掘り下げて解説します。
工場勤務がキツイと感じる理由
工場勤務がきつい理由
ここからは、だつ帽の実体験をもとに工場勤務がきついと感じた項目を思い浮かぶ限り全部書き出します。書き出したのは以下の項目です。
・製造ライン作業(身体的なキツさ) ・人間関係(精神的なキツさ) ・交代勤務(身体的なキツさ) ・工場カレンダー(その他のキツさ) ・独特のにおい(その他のキツさ) ・つまらない作業(精神的なキツさ)
それぞれ深堀して解説します。
製造ライン作業(身体的なキツさ)
工場の現場は基本的に“もくもく作業”が多いものです。
生産ラインをはじめ、稼働中はおしゃべりする時間が全然ありませんし、一日中作業に追われます。
いわゆるライン作業は精神的にも体力的にも過酷な仕事。
まさに“社会の歯車”感を十分に味わうことができます。
製造ラインのキツさをさらに細分化してみます。
トイレ問題
製造ラインの稼働中は持ち場から離れることはできません。
持ち場を離れることができないとき、特に困るのはトイレです。おなかの調子が悪いと最悪です。
「トイレに行きたい!」「も、漏れる!!」となっても
持ち場を離れるとラインが止まります。最悪、リリーフ作業員を呼んで代わりにラインに入ってもらうことでトイレへ行くことはできますが、入りたての時は遠慮してなかなかトイレへ行きたいと言い出せません。
トイレに悩むことが多いのライン工のツラいところです。
時間に追われるプレッシャー
“タクトタイム”という言葉があります。
決められた作業を決められた時間内にこなさなければいけません。
多くの製造現場では一日の計画生産台数が決まっています。
目標をこなすために、厳しい時間管理体制が敷かれています。
数秒でも遅れてしまうと次の工程、ひいてはライン全体のペースを乱してしまうことになります。
最悪、残業になってしまうこともあり、ペースを乱す作業員に対しての風当たりは強くなります。
「遅れたらやばい」
と感じながら常に作業をこなさなければなりません。
このプレッシャーは、なかなかつらいものがあります。
作業姿勢
工場は生産ラインが最優先といっても過言ではありません。人に機械の位置を合わせるのではなく“人が機械に合わせる”必要があります。
その結果、中腰態勢や一日中腕を上げたままなど、つらい作業姿勢を強いられます。
稼働中は休めない
稼働中は疲れたからといって座ったり、持ち場を離れることはできません。これはマジでつらいですぞ。
人間関係(精神的なキツさ)
工場の人間関係に慣れないからきつい、しんどいという話もよく耳にします。
だつ帽の経験上、工場の現場の人間関係は非常に希薄です。特にライン作業の現場だと稼働中は一人で時間に追われながら黙々と作業するのが普通です。
同僚と話すのは始業前、休憩中、業務終了後くらいしかありません。
もちろん言葉を交わすこともありますが、基本的にはもくもく作業が多いもの。
他の仕事に比べると会話でとコミュニケーションをとることが少ないです。
そのため、同僚と仲良くなる機会も比較的少ない印象。
女性は注目されがち
女性の場合は違う意味で苦労することもあるかもしれません。
工場にもよりますが、女性比率が男性より低い場合が多いです。
現場の非モテ男子から言い寄られたり、既婚者から誘われたりはよく聞く話。
意図しない色恋沙汰に巻き込まれることも多いので注意が必要になります。
いやなやつ
あくまで個人的な経験での話ですが、工場勤務の現場は“いやなやつ”が多い印象。
交代勤務(身体的なキツさ)
24時間、またはそれに近い時間稼働している工場は多いです。
昼夜問わず工場が動いているため、夜中で作業員が必要になります。体の負担を軽減するため、昼夜交代勤務の体制を敷いている工場も非常に多いです。
まれに日勤専属、夜勤専属シフトがあることもありますが、多くの工場では交代勤務です。
特に夜勤から日勤に切り替えるときはきついです。
生活リズムの切り替えに失敗したらマジで悲惨。一睡もできずに出勤なんてことも珍しくありません。
下手したら重大なミスや災害に直結します。
常に睡眠と闘わなければいけないと考えて差し支えありません。
工場カレンダー(その他のきつさ)
“工場カレンダー”という言葉を聞いたことがありますか?
工場独自のカレンダーです。
大手の工場は基本的に祝日は普通に出勤します。休みではありません。
一般的なカレンダーではなく、祝日は出勤とする工場カレンダーに準じて休みを取ります。
その分、ゴールデンウイーク、お盆、年末年始は長期休みを取れることが多いです。
この工場カレンダーが嫌と感じる方もいるでしょう。
友達は祝日で休んでいるのに自分は仕事。こう感じると精神的にきついと感じる方もいるかもしれません。
独特のにおい(その他のキツさ)
工場の現場では色々なにおいを感じることがあるでしょう。
油のにおい、加工する金属のにおい、自分や隣の作業員の汗臭さなどありとあらゆるにおいで充満していることも珍しくありません。
パン工場やデザート工場では甘ったるいにおいが充満していることも多く、働き始めのことはのんきに「いい匂いだな~」と感じますが、しばらく働くと一日中甘いにおいの中で作業を強いられるため、独特のしんどさがあります。
工場を辞める人の中には「においが無理」と感じ去る人も一定数いますね。
つまらない作業(精神的なキツさ)
工場の現場は単調な作業が非常に多いです。
作業に慣れてくると“つまらない”と感じるのが普通です。時間の流れが非常に遅く、いつまでたっても終わらないと感じ精神的にマジできついと感じることがあります。
次はだつ帽的工場勤務に向いていると感じる人、向いていないと感じる人の特徴を紹介します。
ぜひ自分に照らし合わせて読んでみてください。
工場勤務に向いている人の特徴
自分の特性を把握するのが大事
ここからは“工場勤務に向いているな”と考える人について解説します。
今回紹介するのは以下の3つ。
明確な目標がある
ものづくりが好きな人
体を動かすのが好きな人
それぞれ深堀します。
明確な目標がある
だつ帽の経験上、一番工場勤務に向いていると感じる人の特徴は“明確な目標”を持っている人です。
「稼ぎたい」「出世したい」「結果を出したい」な働くことに関して強いモチベーションを持っているときついと感じても愚痴らず、休まず出勤し、前向きに働く方が多かったですね。
これは工場勤務以外にも当てはまる普遍的な特徴ですが、やはり明確な目標がある方はきついと感じる項目をはねのける強さがあります。
ものづくりが好きな人
工場は“ものづくり”のための場所です。
単純にものを作るのが好きと感じる人にとっては工場は楽しい職場です。
車が好きな人は自動車工場で楽しそうに働いています。
体を動かすのが好きな人
デスクワークよりも体を動かすのが好きな人は工場勤務に向いているでしょう。
だつ帽は工場勤務とデスクワーク、どちらも経験があります。
僕はデスクワークは少し息苦しさを感じます。
イスに座ってじっとしているよりも、体を動かす作業が好きという方も多いもの。
ちなみにだつ帽は現在コールセンターで働いていますが、やっぱり体を動かす肉体労働が好きですね。最近は工場に戻りたくなってきました。
工場勤務に向いていない人の特徴
人間は向き不向きがある
ここからは、だつ帽的に工場勤務に向いていないと感じる人の特徴を紹介します。
以下の3つです。
・もくもく作業が苦手な人 ・体力に自信がないひと ・寂しがり屋の人
それぞれ深堀します。
もくもく作業が苦手な人
もくもくと一人で作業することができない、苦手と感じるなら工場で働くのがつらいかもしれません。
工場によってはチームでモノづくりをする場合もありますが、製造ラインのほとんどは時間に追われながら一人作業がほとんどです。
体力に自信がないひと
工場の現場は”体を動かして作業する”ことが多いですよね。
体力に自信がない、動くのが苦手と感じる人にとっては楽しいと感じるよよりも、きついと感じることの方が多いでしょう。
寂しがり屋の人
先ほど紹介したように工場は人間関係が希薄なことも多いです。
休憩時間や終業後におしゃべりするタイミングはありますが、ほかの職場と比べてコミュニケーションが少なくても業務が成り立つので“会話する”ことが少ないことも少なくありません。
期間工や派遣の場合は出稼ぎで遠方から赴任することも珍しくないです。
見知らぬ土地でただひとり、最初のうちは寂しく感じるかもしれません。
工場勤務を“キツイ”と感じないようにするための対策
対策をして乗り越えよう!
工場勤務がきついな、つらいなと感じないような対策をだつ帽の経験を踏まえて考えてみました。
当記事で一番読んで頂きたい項目です。
ここをしっかり押さえてきつい工場勤務を乗り越えましょう!
事前リサーチを徹底する
まず最初に紹介するのは事前リサーチの徹底です。
入社する前段階で「働きたいな」と感じる工場の情報を徹底的にリサーチすることで入ってからの後悔を排除することができます。
公式WEBページ、SNS、口コミや掲示板などありとあらゆる情報を可能な限り収集して工場の雰囲気を事前につかむのは本当に大事です。
特にSNSでの情報収集は実際の体験談に基づく感想や口コミなど“生きた”情報の宝庫です。
作業がきつい、人間関係が悪い、設備が古いなどの情報を集めることができます。
時にはDMで体験談を聞いてみるのもいいでしょう。
期間工ブログで発信している人も多いのでこまめにチェックするのが吉です。
体力づくり&体調管理
工場勤務、特に製造現場は体力がマジで大事です。
工場によっては入社前の体力テストがあるところもあります。基準に届かないと入社できない場合もあります。
適度な筋トレやウォーキングなどを日常的に行い体力づくりをすることで多少つらい作業に耐えることができます。
後は徹底的な体調管理。
睡眠不足、栄養不足は大敵です。暴飲暴食を控え、よく眠り、休む。
工場の仕事はまさに“体が資本の仕事”です。
強靭な体を作る生活習慣を意識すれば乗り越えることができる事も増えるでしょう。
積極的にコミュニケーションをとる
当記事で工場の労働環境は人間関係が希薄と繰り返し伝えてきました。
最低限のコミュニケーションで仕事が成り立つことが多いですが、だからこそ積極的にコミュニケーションを意識しましょう。
きつい労働環境でも仲がいい同僚が増えれば仕事に行くのが楽しくなります。
仲がいい人が多いと作業が遅れているときにサポートしてくれたり、アドバイスをくれたり愚痴をきいてくれたりします。
個人的な経験として、人間関係が希薄な工場で仲良くなった人とは工場を辞めたあとも良好な人間関係が続きます。
工場内で無理して仲良くする必要は全くないですが、自然と仲良くなる人がいるのなら、大切にしましょう。
真面目に仕事に取り組む
最後に紹介するのは“真面目に仕事に取り組む”です。
めちゃくちゃ当たり前のことですが、期間工や工場派遣でこれができていない人がマジで多いです。
隙を見てサボったり、適当な仕事をするやつは大きなミスをしたときや体調が悪い時など助けてくれません。
真面目に作業に取り組む姿は必ず誰かが評価してくれます。
真面目に頑張っていれば、重大なミスをした時も庇ってくれたり励ましてくれます。
楽と感じる場合もある
楽と感じる場合もある
ただし、“楽だな”“余裕だな”と感じることもあります。
当たり工程に配属になった場合や数か月働いて体が慣れる場合は眠たくなるくらい作業が楽に感じることもあります。
それまで、体が作業に慣れるまで頑張って「あ、楽だな」と感じたら勝ちです。
頑張って頑張ってそれでもきついと感じるなら退職や派遣先の変更も視野に入れましょう。
工場勤務がキツいなら退職も選択肢に入れておこう
どうしてもきついなら辞める選択肢もある
配属された工程がきついと感じたら、退職することも一つの手です。
どんな工程でも数か月頑張れば作業のコツをつかんで体が慣れてきますが、どうしても工場勤務がきつい、つらいと感じたら迷わず退職しましょう。
だつ帽も色々な現場で働いてきましたがきつい工程はすぐに辞めました。退職代行を使って辞めたこともあります。
派遣で頑張っているなら、派遣会社に相談して派遣先を変更してもらうことも可能です。
きついと感じたら退職の意思を伝える前に相談してみましょう。
退職代行の体験談も記事にまとめています。
工場を辞めたいと感じているなら一度読んでみみてください。きっと参考になるはずです。
工場勤務はキツいけど工夫して乗り越えよう!
きついけど頑張ろう!
今回はわたくし「だつ帽」の経験を踏まえて工場勤務のキツさについて解説しました。
工場勤務がキツイかどうかは何を作っている工場なのか?配属される部署、現場はどこなのかで決まります。
今回紹介した対策を実行して可能な限り快適に工場生活を送りましょう!
最後まで読んで頂いてありがとうございました!
本日もご安全に!
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